*

「鉄旅日記」2018年水無月【地元からひと駅先の松戸からは、新京成線が出ております。】-松戸、八柱、新八柱、くぬぎ山、新鎌ヶ谷、北習志野、京成津田沼、ユーカリが丘、勝田台、東葉勝田台(新京成線/京成本線/山万ユーカリが丘線)

公開日: : 最終更新日:2023/06/12 旅話, 旅話 2018年

鉄旅日記2018年6月3日・・・松戸駅、八柱駅、新八柱駅、くぬぎ山駅、新鎌ヶ谷駅、北習志野駅、京成津田沼駅、ユーカリが丘駅、勝田台駅、東葉勝田台駅(新京成線/京成本線/山万ユーカリが丘線)
2018・6・3 9:09 松戸(まつど)駅(常磐線/新京成線 千葉県)
金町からひと駅。
江戸川を越えると千葉県になり、緑の気配が濃くなる。

西口に降りる。
かつて「グリーンマイル」を見た映画館はイオンに変わり、松戸の象徴とも言えた伊勢丹は閉鎖して、最上階の回転レストランは永久に運動を停止しているが、江戸川堤をジョギングすると、今でもあの旧伊勢丹が「松戸はここだよ」と教えてくれる。

東口では友人Kとよく飲んだ。
千葉ニュータウン、大宮、松戸、西船橋、秋葉原と互いの事情に応じて再会場所は移り変わり、オレはまた金町に戻ってきた。
今度はどこが適当だろう。

ドンツキのイトーヨーカドーへと延びる高架橋は、多くの飲食店が入る雑居ビルにつながっている。
その中のどこかで飲んでいたのだが、どの店だかは覚えていない。

イトーヨーカドーの並びにある聖徳大学の一角に足を踏み入れ、人が住まなくなった団地跡を一瞥して駅に戻り、新京成に乗り込む。

松戸ではかつて全日本プロレスが多くのビッグマッチを組んでいる。
ハーリー・レイス×ジャイアント馬場のNWA世界戦、
ドリー・ファンク・ジュニア×ザ・シークの遺恨決着戦、
ドリー・ファンク・ジュニア×テリー・ファンクのNWAインター王座をかけた兄弟対決、
1984年世界最強タッグリーグ開幕戦、
スタン・ハンセン×三沢光晴の三冠王座決定戦、
スタン・ハンセン×田上明の三冠戦、等々。

松戸とは、それだけの格を持った街という認識を変えずに現在を生きている。

9:53 八柱(やばしら)駅(新京成線 千葉県)
八柱駅前は街だった。
多少の驚きがある。

駅ビルには「駅そば」をはじめ多数の飲食店が並び、この建物内ですでに街を形成している。

八柱中央商店街をさくら通り入口まで歩き、駅に戻る。
イトーヨーカ堂は常磐沿線を有力なテリトリーとしていて、ここにも見られる。

松戸市長選挙を一週間後に控え、各陣営の動きも見られた駅前。
新八柱駅はロータリーの並びにあり、高架も走る武蔵野線はここでは溝を往く。

八柱駅は「やばしら」と読むが、新八柱駅には濁点はつかず「しんやはしら」と読む。
新八柱駅の方が後発だが、どのような経緯があったのだろう。

「駅そば」にも惹かれたけど、この分じゃここ八柱では「駅そば」という貴重な鉄道文化は残っていくだろう。

だからビールにしたよ。

9:41 新八柱(しんやはしら)駅(武蔵野線 千葉県)にて

10:17 くぬぎ山(くぬぎやま)駅(新京成線 千葉県)
通勤で使う松戸駅で、新京成線くぬぎ山行の列車を見るたびに、そこに何があるのかと興味を引かれていた。

下りてみると新京成の本社ビルがある。
他にはコンビニが見える。

反対口に下りてすぐに喫茶店の廃墟が壮絶な姿を晒し、駅舎に沿って進むとすぐに蛇行する商店街がある。
20メートルほどで住宅街へと移り変わる道にも、2階の障子が破れたまま居酒屋の装いを続けている廃墟がある。

その先で子供たちが元気に遊んでいた。

10:38 新鎌ヶ谷(しんかまがや)駅(東武野田線/新京成線/北総鉄道北総線 千葉県)
私鉄3線が合流する大ターミナル駅はモールタウン。

成田、柏、船橋、松戸、千葉と県内有力都市に通じているが、乗り換えを急ぐ人の流れはなく、歩いてみたいと思う商店街もなく、ひたすら人工的かつコンクリートのみの駅前で途方に暮れる。

鎌ヶ谷大仏とは全長1800cmらしい。
新京成線の2つ先にその名を冠した駅がある。

鎌ヶ谷といえば、北海道日本ハムファイターズの2軍球場があるが、最寄り駅はここではなく、駅前地図にも姿はなかった。

11:18 北習志野(きたならしの)駅(新京成線/東葉高速鉄道 千葉県)
梅雨入り前最後の快晴かもしれない。
小さな子供を連れた親子連れに自然に微笑みを向けている。

Bリーグ所属の千葉ジェッツの本拠地「船橋アリーナ」旗艦駅を謳う北習志野は賑わい、「きたなら」の愛称が街では浸透していて、アーケード街「JuJuきたなら」が長く続く様を高架橋から眺める気分はよかった。

反対側は住宅街で、ラーメン屋にできた行列は暑熱に焼かれ、そこを通りすぎてセブンイレブンでビールを購入する。

こうなってしまった自分を肯定する表現を、今日に限らず探している。

12:12 京成津田沼(けいせいつだぬま)駅(京成本線/京成千葉線/新京成線 千葉県)
新京成電車はここが終点。
京成本線と千葉線もまたここで分岐する。

多くシャッターが下りたアーケード街を歩いていく。
真昼の街は気だるく、駅ビルの入居者は眠たげで、東武ストアと千葉銀の看板が架かる駅前の建物はかつてはホテルだったのだろうが、ネームは剥ぎ取られ、ホテル跡地の上階には錆びが浮いている。

そのターミナル駅構内を人々が縦横に行き交っていた。

13:01 ユーカリが丘(ゆーかりがおか)駅(京成本線/山万ユーカリが丘線 千葉県)
佐倉にできたイオンタウンに下りる。

このニュータウンには、通常なら循環バスにあたる移動手段が、山万ユーカリが丘線という鉄道として運用されている。

一度の乗車賃は200円。
地区センター駅では眼下にボーリング場他娯楽施設を見て、次の公園駅から循環線に入り、女子大、中学校、井野と止まり、再び公園駅へと至り、地区センター、終点ユーカリが丘に戻る。

一周約15分。
日曜日の昼下がりに、普段の人波はイメージしづらいが、何やら贅沢な地域だとは言える。

京成の駅ビルはスカイプラザステーションタワーとウィシュトンホテルに二分される。

穏やかな日曜日の午後。
初めて下りる町をめぐっているオレには寂しさが付きまとう。
昨日届いた心の支えともいえる女性からのメッセージが影響している。

どことなく晴天を恨むようなお気持ちで過ごしておられたのだろう。

風が吹きわたるこの気持ちのいい場所で、長椅子に腰かけてウイスキーハイボールを手にしたオレはきっと、贅沢をしているのだろう。

あぁそうだよ。
その通りだ。
やがてまた愛を育み、不自由なく暮らして、離れた場所から愛するものの健やかな成長を祈る。

ここにこんなにも寛げる場所があってよかった。
たった今彼女からメッセージが届き、今月15日には駅に直結する場所に映画館が開く。

13:51 勝田台(かつただい)駅(京成本線 千葉県)
様々な人間模様が見える駅という空間。

街としての機能が充実した駅前通りを少し歩き、視線の先に緑の一帯を認めて、暮らしやすそうにも感じる。
特急列車も停車する。

ここ勝田台は中野に直結する東葉高速鉄道の始発駅にもあたる。
地下ホームでの接続の仕方に、京成電鉄は積極的に乗り換えを促進しているように感じる。

ここにも「駅そば」がある。

千葉の様々な駅に降りてきた。
まだ昼過ぎて間もないけど、どうやら千葉にいるのはここが最後になる。

この列車が行けば次は11分後。
それでいい。
まだウイスキーハイボールは残っている。

13:44 東葉勝田台(とうようかつただい)駅(東葉高速鉄道 千葉県)にて

関連記事

「鉄旅日記」2018年春【伊那谷へ。長篠へ。安曇野へ。木曽へ。青春18きっぷを握ったそんな旅でございます。】初日(東京-岡谷-長篠-飯田)その2-野田城、長篠城、大海、三河大野、浦川、門島、桜町、飯田(飯田線)

鉄旅日記2018年4月7日・・・野田城駅、長篠城駅、大海駅、三河大野駅、浦川駅、門島駅、桜町駅、飯田

記事を読む

「鉄旅日記」2020年如月【東日本大震災で被害を受けた大船渡に泊まりにまいりました。山田線完全乗車も目指しておりましたが・・。】最終日(釜石-東京)その1‐釜石、遠野、宮守(釜石線)

鉄旅日記2020年2月24日・・・釜石駅、遠野駅、宮守駅(釜石線) 2020・2・24 5:39

記事を読む

「鉄旅日記」2015年春【名鉄電車2DAYフリーきっぷで行く、中京旅】最終日その2(岩倉-東京)-笠松、新羽島、岐阜羽島、羽島市役所前、西笠松、新木曽川、名鉄一宮、玉ノ井、萩原、日比野、弥富、近鉄弥富(名鉄本線/名鉄竹鼻線/名鉄羽島線/名鉄尾西線)

鉄旅日記2015年3月8日その2・・・笠松駅、新羽島駅、岐阜羽島駅、羽島市役所前駅、西笠松駅、新木曽

記事を読む

「鉄旅日記」2018年神無月【北陸へ。信州へ。友を訪ねての巡礼旅でございます】2日目(越前大野-福井-米原-名古屋-松本)その1-越前大野、南今庄、敦賀、武並(越美北線/北陸本線/東海道本線/中央本線)

鉄旅日記2018年10月7日・・・越前大野駅、南今庄駅、敦賀駅、武並駅(越美北線/北陸本線/東海道本

記事を読む

「鉄旅日記」2016年春【東日本大震災被災地へ】初日(東京-水沢)その2-前谷地、柳津、気仙沼、一ノ関、水沢(石巻線/気仙沼線/大船渡線/東北本線)

鉄旅日記2016年3月5日その2・・・前谷地駅、柳津駅、気仙沼駅、一ノ関駅、水沢駅(石巻線/気仙沼線

記事を読む

「車旅日記」1998年夏【20代最後の旅でございます。青森港から北海道上陸を目指して北へ向かったのでございますが・・・。】2日目(青森-竜飛崎-秋田)-あおもり健康ランド、青森駅、青い海公園、蟹田、高野崎、竜飛崎、十三湖、五所川原駅、深浦、不老不死温泉、能代駅、秋田駅、道の駅西目

車旅日記1998年8月13日 1998・8・13 7:31 あおもり健康ランド 777㎞ 昨日の

記事を読む

「鉄旅日記」2009年秋【女川を目指した旅。ここには震災前の女川の姿が残されております。】最終日(新庄-東京)その1-新庄、最上、鳴子温泉、岩出山、北浦、小牛田、鹿又、石巻(陸羽東線/石巻線)

鉄旅日記2009年10月11日・・・新庄駅、最上駅、鳴子温泉駅、岩出山駅、北浦駅、小牛田駅、鹿又駅、

記事を読む

2018年夏【SNSへの投稿より】秩父旅のご紹介でございます。-吾野駅、横瀬駅、秩父駅、皆野駅、西武秩父駅(西武秩父線/秩父鉄道)

鉄旅日記2018年8月26日・・・吾野駅、横瀬駅、秩父駅、皆野駅、西武秩父駅(西武秩父線/秩父鉄道)

記事を読む

「鉄旅日記」2017年春【近鉄に乗る日々】2日目(新大宮-大阪難波)その3-橿原神宮前、六田、吉野、近鉄御所、御所、尺土、二上山(吉野線/御所線/南大阪線)

鉄旅日記2017年3月18日・・・橿原神宮前駅、六田駅、吉野駅、近鉄御所駅、御所駅、尺土駅、二上山駅

記事を読む

「車旅日記」2003年夏【北海道初上陸。2,300㎞を移動した5日間の記録でございます。】3日目(北見-羅臼-根室-帯広)走行距離682㎞ -北見東急イン、美幌駅、摩周湖、知床斜里駅、羅臼、根室駅、納沙布岬、釧路駅

車旅日記2003年8月15日 2003・8・15 7:37 北見東急イン1122号室 朝靄の街に

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

「鉄旅日記」2020年如月【東日本大震災で被害を受けた大船渡に泊まりにまいりました。山田線完全乗車も目指しておりましたが・・。】最終日(釜石-東京)その2‐小山田、土沢、花巻、石鳥谷(釜石線/東北本線)

鉄旅日記2020年2月24日・・・小山田駅、土沢駅、花巻駅、石鳥谷駅(

「鉄旅日記」2020年如月【東日本大震災で被害を受けた大船渡に泊まりにまいりました。山田線完全乗車も目指しておりましたが・・。】最終日(釜石-東京)その1‐釜石、遠野、宮守(釜石線)

鉄旅日記2020年2月24日・・・釜石駅、遠野駅、宮守駅(釜石線)

「鉄旅日記」2020年如月【東日本大震災で被害を受けた大船渡に泊まりにまいりました。山田線完全乗車も目指しておりましたが・・。】2日目(大船渡-釜石)その4‐宮古、陸中山田、釜石(三陸鉄道リアス線)

鉄旅日記2020年2月23日・・・宮古駅、陸中山田駅、釜石駅(三陸鉄道

「鉄旅日記」2020年如月【東日本大震災で被害を受けた大船渡に泊まりにまいりました。山田線完全乗車も目指しておりましたが・・。】2日目(大船渡-釜石)その3‐宮古、蟇目、茂市(山田線)

鉄旅日記2020年2月23日・・・宮古駅、蟇目駅、茂市駅(山田線)

「鉄旅日記」2020年如月【東日本大震災で被害を受けた大船渡に泊まりにまいりました。山田線完全乗車も目指しておりましたが・・。】2日目(大船渡-釜石)その2‐平田、釜石、陸中山田(三陸鉄道リアス線)

鉄旅日記2020年2月23日・・・平田駅、釜石駅、陸中山田駅(三陸鉄道

→もっと見る

    PAGE TOP ↑