2018年初秋 初日(東京-桑名)その3-駅前、赤岩口、井原、運動公園前、駅前大通、豊橋、岡崎、三河豊田、尾張瀬戸(豊橋鉄道市内線/東海道本線/愛知環状鉄道/名鉄瀬戸線)【JR東海&16私鉄乗り鉄☆たびきっぷ」でめぐる東海旅】
鉄旅日記2018年9月15日・・・駅前停留所、赤岩口停留所、井原停留所、運動公園前停留所、駅前大通停留所、豊橋駅、岡崎駅、三河豊田駅、尾張瀬戸駅(豊橋鉄道市内線/東海道本線/愛知環状鉄道/名鉄瀬戸線)
15:13 駅前(えきまえ)停留所(豊橋鉄道市内線 愛知県)
小さな男の子が路面電車を前にはしゃいでいる。
電停前には人間世界らしい微笑ましい光景がある。

ゆっくりと動き出した市内線は駅前大通到着まで時間をかける。
一律150円で乗れるようだ。
駅前大通りを左折すると賑やかな街並みから市内通りに出て、さらに右折すると市役所前に出る。
進行方向に真っ直ぐに続く軌道が美しい。
15:39 赤岩口(あかいわぐち)停留所(豊橋鉄道市内線 愛知県)
ずいぶん郊外まで来たものだ。
だけど豊橋は、ここに至るまでずっと街だった。
市役所前通りを途中折れることなく真っ直ぐに走り、ここが終点。
車庫がある。


6分で折り返す。
雨は激しくなり、すぐに客車に戻る。
15:48 井原(いはら)停留所(豊橋鉄道市内線 愛知県)
赤岩口からひとつ目。
運動公園前への乗り換え駅になる。
高知じゃ「はりまや橋」が同じ役目を負っているが、ここじゃ何の変哲もない交差点が大役を担っている。







ここから豊橋駅前まで途中に10の停車場がある。
16:00 運動公園前(うんどうこうえんまえ)停留所(豊橋鉄道市内線 愛知県)
岩田運動公園、豊橋市民球場があるもう一方の終点へ。
井原からはひと駅になる。


到着が2分遅れてすぐに引き返す。
学生が多く乗ってきた。
井原の次の停車場「競輪場前」には豊橋鉄道の営業所があり、さらに短い引き込み線があり、2両の客車が止まっていた。
競輪場があるのかと車内から見渡したが、それらしい構造物は車窓からは見当たらなかった。
16:23 駅前大通(えきまえおおどおり)停留所(豊橋鉄道市内線 愛知県)にて


16:31 豊橋(とよはし)駅(東海道新幹線/東海道本線/飯田線/名鉄本線 愛知県)
軌道が美しく延びる鉄道風景が撮りたくて「駅前大通」で降りる。
さらに激しくなった雨は傘を持たない青年をずぶ濡れにして、安倍首相に反対する市民者集団に毒づく男を生み出した。
9月の雨に冷たさはなく、豊橋は遠い日の夕立を思い起こさせてくれた。

車内広告で見たが、豊橋鉄道が運行する高速バスは三河田原から渋谷、バスタ、そしてなぜか練馬駅前まで片道4,600円。
安いな。
疲れるだろうけれど。
17:09 岡崎(おかざき)駅(東海道本線/愛知環状鉄道 愛知県)
スマホから目を上げる。
蒲郡の路面に濡れた形跡はなかった。
三河の空は気紛れ。
岡崎に初めて降りたのも、豊橋に初めて降りた日だったはず。
岡崎城が見えるかと思い期待していたら何もない駅前に面食らった。
まだ鉄道事情に疎い頃だった。
あの頃から見れば、年は食ったがレベルは上がっている。
ムリなくそう思う。
きっとそうなのだろう。
3年前の名鉄旅で寄った中岡崎駅は、岡崎から2駅目だった。
高架を往く愛知環状鉄道からは岡崎城がよく見えた。
八丁味噌で知られる岡崎には「味噌カツおにぎり」が売られていた。
ビールとともに思わず手を伸ばす。


矢作川を渡った。
この先の豊田は三河だ。
三河と尾張の国境は矢作川かと思っていたが、別にあるらしい。
17:50 三河豊田(みかわとよた)駅(愛知環状鉄道 愛知県)
線路に沿った鋸屋根の巨大工場が世界のTOYOTAなのだろうか。
きっとそうなのだろう。




駅前にはそんな世界企業のお膝元と伝えるものはなく、広いコンビニではたったひとりの店員が客を捌いている。
この線区は元々は国鉄だが、第三セクターとして運営されている。
そういった線区を利用すると閑散とした車内に導かれることが多いが、愛知環状鉄道は少々事情が違うようだ。
ただ二つ先の新豊田で大半が降りてしまった。
次の街、瀬戸の灯に期待している。
18:46 尾張瀬戸(おわりせと)駅(名鉄瀬戸線 愛知県)
名鉄線は「乗り鉄きっぷ」で乗れる私鉄に含まれていないが、瀬戸という終着駅に降りたくて瀬戸市駅で降りて、接続駅の新瀬戸駅からふた駅。
街道に放り出されるような終着駅だった。
瀬戸物の街をイメージできるようなものはなく、商業施設に突っ込むような終点の在り方だった。
線路は延びるだろう。
その気にさえなれば。



ビールとポテチを購入して、すぐに駅に戻る。
予定通りここに20分滞在しようかと思っていたが、衝動的に10分前に発車する列車に飛びのった。
関連記事
-
-
「鉄旅日記」2022年弥生vol.1 初日(東京-熱海)その2 ‐八景島、金沢八景、杉田、新杉田(金沢シーサイドライン/京浜急行本線) 【根岸線、湘南モノレール、横須賀線、大雄山線、鶴見線、南武線etc.駅旅人本領発揮の旅でございます。】
鉄旅日記2022年3月5日・・・八景島駅、金沢八景駅、杉田駅、新杉田駅(金沢シーサイドライン/京浜
-
-
「鉄旅日記」2020年弥生 初日(東京-高山)その6‐渚、高山(高山本線)/うま宮 【富山地方鉄道に乗りにまいりました。太多線、高山本線に乗るのも楽しみにしていたのでございます。】
鉄旅日記2020年3月20日・・・渚駅、高山駅(高山本線)/うま宮 17:54 渚(なぎさ)駅(高
-
-
「車旅日記」1996年1月【旅を友として生きていくと決めた27歳。年頭の誓いでございます。】-町田、伊勢原駅、山北駅、沼津駅、富士駅、道の駅富士川、吉原駅、田子の浦
車旅日記1996年1月1日 1996・1・1 20:43 東京町田 始動だ。 久し振りに動かした筋
-
-
「鉄旅日記」2022年弥生vol.2 最終日(静岡-東京)その1 ‐新静岡、静岡、由比、富士、芝川(東海道本線/身延線)/駿府城址 【念願の大井川鐡道に乗る旅。帰りは身延線経由、武蔵野線全駅下車達成でございます。】
鉄旅日記2022年3月21日・・・新静岡駅、静岡駅、由比駅、富士駅、芝川駅(東海道本線/身延線)/
-
-
「鉄旅日記」2014年春 初日(東京-西舞鶴)その2-東雲、宮津、天橋立、豊岡、国府、和田山、梁瀬、福知山、西舞鶴(北近畿タンゴ鉄道宮津線/山陰本線) 【青春18きっぷで、丹後若狭から北陸、信州へ】
鉄旅日記2014年3月21日その2・・・東雲駅、宮津駅、天橋立駅、豊岡駅、国府駅、和田山駅、梁瀬駅、
-
-
「鉄旅日記」2012年春 その2-新清水、静岡、草薙、興津、裾野、御殿場、駿河小山、国府津、逗子、横須賀、田浦、新川崎(東海道本線、静岡鉄道、御殿場線、横須賀線) 【青春18きっぷで、鶴見線・伊豆・駿河途中下車旅】
鉄旅日記2012年4月8日その2・・・新清水駅、静岡駅、草薙駅、興津駅、裾野駅、御殿場駅、駿河小山駅
-
-
「鉄旅日記」2013年春 最終日(和歌山-東京)その1-打田、妙寺、高野口、橋本、五条、吉野口、法隆寺、平城山、木津、京田辺、四條畷、住道(和歌山線、関西本線、学研都市線) 【爆弾低気圧襲来日、青春18きっぷで西へ】
鉄旅日記2013年4月7日その1・・・打田駅、妙寺駅、高野口駅、橋本駅、五条駅、吉野口駅、法隆寺駅、
-
-
「鉄旅日記」2013年夏 最終日(岩国-東京)-岩国、海田市、岡山、西大寺、播州赤穂、山科、南草津、豊橋、愛野、菊川、熱海(山陽本線、赤穂線、東海道本線) 【青春18きっぷで、鹿児島県志布志へ】
鉄旅日記2013年8月14日・・・岩国駅、海田市駅、岡山駅、西大寺駅、播州赤穂駅、山科駅、南草津駅、
-
-
「鉄旅日記」2014年冬 初日(東京-桐生)-小菅、五反野、梅島、田島、渡瀬、県、東武和泉、福居、野州山辺、韮川、東小泉、藪塚、阿左美、岩宿、新桐生、下新田(東武スカイツリーライン/東武佐野線/東武伊勢崎線/東武桐生線) 【ふらっと両毛 東武フリーパスで、両毛ローカル旅】
鉄旅日記2014年12月28日・・・小菅駅、五反野駅、梅島駅、田島駅、渡瀬駅、県駅、東武和泉駅、福居
-
-
「車旅日記」2004年夏 初日(佐賀空港-別府)走行距離254㎞その2-田川後藤寺駅、豊前川崎駅、宝珠山駅、日田駅、豊前中村駅、鳥栖駅、別府・ホテル清風屋上ビヤガーデン【九州を一周してみよう。そう思いたった、真夏の日々でございます。】
車旅日記2004年8月11日・・・田川後藤寺駅、豊前川崎駅、宝珠山駅、日田駅、豊前中村駅、鳥栖駅、別
