「鉄旅日記」2018年如月 初日(東京-直江津)その2-三つ峠、塩山、酒折、塩尻、新島々、西松本、松本(富士急行/中央本線/アルピコ交通上高地線) 【冬の町を見たくて、週末パスを買いました。】
鉄旅日記2018年2月10日・・・三つ峠駅、塩山駅、酒折駅、塩尻駅、新島々駅、西松本駅、松本駅(富士急行/中央本線/アルピコ交通上高地線)
10:06 三つ峠(みつとうげ)駅(富士急行 山梨県)
次第に富士は遠ざかり、日は陰りゆく。
車窓から富士山をいくつも写す。



都留21峰の1峰、三つ峠。
昭和を走った特急列車と行き違いのため、4分の停車。
峠の山容は駅からの眺めじゃ低く、レンズを向ける者はない。


駅前の風情に引かれてスマホに残す。

平成も30年にもなれば立派な歴史だ。
ただ、振り返りたくなるような時代じゃなかった。
そしてその最後の年に切ない別れを迎える。
愛しいものと別れる。
図らずも自らの再生の時に、時代もまた変わる。
富士急、、、いい旅ができたよ。
11:18 塩山(えんざん)駅(中央本線 山梨県)
大月からはロングシートの松本行き。
日だまりの眠りに落ち、勝沼を越え甲府盆地に下りる。
特急通過待ち8分の停車につき、3度目の塩山下車。

甲州市か。
そんな市は以前なかった。
おそらくオレの耳には一生馴染まない。
たった今越えてきた笹子峠を跨線橋から眺め、行く手に立ち塞がる様に美を感じた。

11:41 酒折(さかおり)駅(中央本線 山梨県)
ヤマトタケル東征伝に登場する酒折宮がある地で、特急通過待ち9分停車。
この駅には2度目の下車。

駅前のFM甲府ラジオステーションから和かな声が聞こえる。
前回降りた時とまったく同じだ。
都留市で味わった寒気は消えたが、雲が広がってきた空。
穏やかな2月の甲府盆地。
若者は若者らしく、老人は老人らしく甲府へ向かう車中。
オレもとても穏やかな気持ちでいる。
甲府でも11分の停車。
松本に着くのは14:00。
角ハイボールを買いに改札横へ。
飲んだらまた一眠りだな。
13:41 塩尻(しおじり)駅(中央本線/中央本線辰野支線/篠ノ井線 長野県)
信州信濃は雪が少なかった。
茅野まで眠り、目覚めると諏訪。
子連れの一団を眺めては、一体何がいけなかったのかと反問。
12分の停車で降りた塩尻に冷気は感じられなかった。


土産に野沢菜と今夜のつまみ用にワサビ入りちくわを購入。
平昌五輪は昨日正式に開幕した。
ここ長野からも選手が行っているだろう。
政治的な背景を持ち出す朝鮮半島のやり方には抗議するが、大会の成功と日本勢の活躍を祈る。
14:44 新島々(しんしましま)駅(アルピコ交通上高地線 長野県)
上高地線の終着駅に降りた。
谷間に位置していた。


駅手前に温泉旅館があり、保存された旧駅舎は観光案内所として活用されているのかと思いきや、閉まっている。

バスターミナルでもある駅で、降りた時に笑顔で迎えてくれた駅長さんは、オレがすぐに戻ってきたことで、その素敵な笑顔をやるせなく歪ませる。


悪いが歩いていけるところはどこにもない。
だからどこにも行けない。
滞在8分にして乗ってきた列車に乗り込み、松本へと戻っている。
北信に雪は残るが、降雪量は先々週の東京程度だったのだろう。
北アルプスは真冬の顔をしていない。
途中、車窓から甲子園常連校の松商学園の豪華な運動設備を見た。
大昔には優勝旗を持ち帰り、確か長野五輪の前年だったと思うが、上田投手を擁して準優勝した時は、五輪に勝るとも劣らない盛り上がりを長野県にもたらした。
最近は佐久長聖をはじめ他校に押され、しばらく姿を見ていない。
15:53 松本(まつもと)駅(篠ノ井線/大糸線/アルピコ交通上高地線 長野県)
西松本駅からの徒歩行。

道が拡張され、街が大きくなろうとしている。
観光客の誘致に困る様子も見えず、気温10度の繁華街は薄曇りの下でも元気に見える。

松本には大切な友人がいる。
おそらく近いうちに、今オレが抱えている顛末を話すために再訪するだろう。
彼もこの8年間の歴史に一度登場する。
オレにしてみれば、信州信濃はいつの時も慈愛に満ちている。
出生のルーツがこの地にある。
「まつもと~」と、列車が駅に到着するたびに女性のゆるやかな声が構内を流れる。

「ブリの押し寿司」は売り切れたのか。
弁当売り場で見かけなかった。
松本では「ブリ」。
新潟の新津駅では「エンガワの押し寿司」
旅に出れば真っ先に浮かぶ駅弁だ。
15:13 西松本(にしまつもと)駅(アルピコ交通上高地線 長野県)にて

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