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「鉄旅日記」2022年弥生vol.2 最終日(静岡-東京)その3 ‐南甲府、金手、甲府、八王子、京王八王子(身延線/中央本線)/甲府城跡 【念願の大井川鐡道に乗る旅。帰りは身延線経由、武蔵野線全駅下車達成でございます。】

公開日: : 旅話, 旅話 2022年

鉄旅日記2022年3月21日・・・南甲府駅、金手駅、甲府駅、八王子駅、京王八王子駅(身延線/中央本線)/甲府城跡

12:24  南甲府(みなみこうふ)駅(身延線 山梨県)

列車行き違い3分の停車。いつの間にか甲府が近い。長かった身延線の旅もじきに終わる。

かつても降りてきた南甲府。何を記してきたかは忘れた。

やはり山を写す。そして駅舎を後ろから写す。

前から写したものはある。もう10年以上前のものになるが、駅舎は変わっていない。

12:32 金手(かねんて)駅(身延線 山梨県)にて

13:44  甲府(こうふ)駅(中央本線/身延線 山梨県)

ふたつ手前の善光寺駅を過ぎると身延線は中央本線と並走する。甲府に着く前、その姿を何度も目にしてきた金手駅で降りてひと駅を歩く。

「かねんて」とは城下町当時に敵の侵入を防ぐために作られたクランク状の道が、大工が使用する曲尺に似ていたことから転じ転じ現在に至るとのこと。

武田信玄から連なる横近習大神宮、城跡に立つお稲荷様。そして甲府城跡。

道々想うこと。京都から逃れてきた新撰組が甲陽鎮撫隊として向かった甲府。徳川6代将軍となった甲府宰相綱豊。結婚前に付き合っていた恋人と城跡に上ったこともあった。

思い出そうとすれば、記憶から引き出されるいくつかがこの街にもある。でも新たなオレがまた甲府にいる。大事なのはいつでもそっち。過去じゃない。

歩いたこともあってビールはすぐに空けた。「駅そば」よりは駅飲みを選んだ。日陰のベンチで飲んでたよ。またマフラーを引っ張り出してさ。

昼飲みの店もほうとうの店も満員で愛想もない。だからそうしていた。

駅はオレの居場所。この高尾行が来るまで1時間近くあったけど、退屈なんかしないよ。

15:48 京王八王子(けいおうはちおうじ)駅(京王線 東京都)にて

16:05  八王子(はちおうじ)駅(中央本線/横浜線/八高線 東京都)

甲府から眠り、大月でトイレと酒の買いたし。列車に戻ると席は埋まっていた。さらに藤野、相模原。

今度こそコロナウイルスの正体を日本人は見つけたのだろう。そしてつきあい方の考察も済んだのだろう。車内は行楽帰りで混みあった。

高尾では席を求めた。乗り換えは8分。天狗の後ろ姿に「また今度」と。

「夕焼け小焼けで日が暮れて」。八王子の発着音。都会に出た。

駅の通路を行き交う人波は静岡を凌駕する。いや、もしかしたら違うのかもしれない。新幹線が停車する静岡駅の通路は広く、八王子の比ではない。

京王八王子駅までを往復して、八王子という街を正確に理解した。過大も過小も評価しない。大きな街だよ。

京王八王子駅の開業は玉南電気鉄道による大正14年。当時の駅名は東八王子で、翌年に京王電気軌道により合併され、新宿追分駅までの直通運転が始まった。

新宿追分、、、なんとも郷愁を誘う駅名だ。現在の新宿三丁目交差点上にあり、四谷新宿駅、京王新宿駅への改称をはさんで、終戦の1945年に現在地に移り、廃駅となった。

西国分寺に降りるべく再び中央線へ。

日野を過ぎて多摩川に架かる橋で見慣れない光景に遇った。多摩都市モノレールが芋虫のように川を越えつつあった。

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