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「鉄旅日記」2022年師走 最終日(会津宮下-東京)その3 ‐高崎、籠原、北本、北上尾(高崎線)【11年ぶりに全線運転再開を果たした只見線に乗りにいきました。】

公開日: : 旅話, 旅話 2022年

鉄旅日記2022年12月11日・・・高崎駅、籠原駅、北本駅、北上尾駅(高崎線)

15:36 高崎(たかさき)駅(上越新幹線/北陸新幹線/信越本線/高崎線/上越線/両毛線/吾妻線/上信電鉄 群馬県)

定刻より6分遅れで到着。津久田で待っていた下り列車の遅れが影響している。

寒々とした空だが、時に日差しが届き、列車で丸まるオレを包むようにあたためてくれた。

まるで母の胸のような。まるで父の手のような。

オレのこの手もいつか愛しきものをあたためるだろう。そんな風に思いながら眠りに落ちていた。

15:36発小田原行は発車している。ふと振り返れば赤城山が神々しいまでに見えていた。

16:18 籠原(かごはら)駅(高崎線 埼玉県)

列車増結9分の停車。8月についで降りてみる。

四半世紀前の夕暮れに2度車で寄った頃を懐かしみたい気持ちがあった。当時からは廃れてしまったと夏に書いた。でも夕暮れ時には人が集まる。そんな駅の匂いから当時の雰囲気を掘り起こせないかと思いもした。

長い跨線橋から駅構内を写す。そして出口に向かう。

やはり当時は蘇らず、閑散とした駅前。

何かに納得するように駅へと階段を上がった。

16:55 北本(きたもと)駅(高崎線 埼玉県)

改札を出ると正面にNewDaysがあり、角にはコージーコーナー。さらに駅舎内にドラッグストア、BECK’S。ほーっ。なかなかやる。さすがは市制が敷かれた街の玄関口。

西口にはささやかながらロータリーに沿って商店が連なっている。元々は中山道からの入口にあたる東口が正面だったことを窺わせるが、いつの頃かに何かの作用が働いたのだろう。

次の桶川には今年から上の姪が暮らしていて、10年前に降りた際は同じように東口を歩き、たいした印象を残さなかったが、西口はあふれるような光を放っていた。

駅そばの屋号は「中山道」だったし、中山道にばかり注意が向いていたのだろう。

17:14 北上尾(きたあげお)駅(高崎線 埼玉県)

東口に下りる。やはりこっちが正面口。居酒屋を2軒認めたが、駅前のイルミネーションに目を奪われていた。

ワルくない。いや、もっと積極的な表現がいいだろう。素晴らしい。イルミネーションの先に中山道の交差点の輝きが見える。

寒い季節にほんの少しの温もりを感じた駅前風景。西口駅正面は夜に映えて芸術的だった。

これで高崎線のすべての駅に降りたことになる。何となく思い立ってから12年。その年月にオレの歴史すべてが詰まっている。

世界で一番愛しいものも、大切にしている思いも、すべてがその中にある。

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