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「鉄旅日記」2022年盛夏 初日(東京-伊那市)その4 ‐岡谷、北殿、伊那北、伊那市(飯田線)/ホテル青木【讃州高松に時空の友を訪ねて。小海線、津山線、播但線、山陰本線の駅旅も印象深い旅でございます。】

公開日: : 旅話, 旅話 2022年

鉄旅日記2022年8月11日・・・岡谷駅、北殿駅、伊那北駅、伊那市駅(飯田線)/ホテル青木

18:41 岡谷(おかや)駅(中央本線/飯田線 長野県)

下諏訪を出ると登り勾配になり車窓に諏訪湖が現れる。湖畔の記憶を多く持つが、最新のものは恋人と塗り替えた。

岡谷駅前。楽しい記憶はあるが、そこにいた人々は今そばにいない。そんな暮らしに慣れてしまった。

真っ黒になって遊ぶ愛しきものを写した画像が届いた。この喜びは一過性のものではない。出会いがあり別れがあるが、オレと愛しきものの絆を信じている。二人で最適を探し、やがてたどり着く。

ビールが買えるかと思っていたけど、あいにく売店は閉まっていた。

19:26 北殿(きたとの)駅(飯田線 長野県)

飯田線ではICカードが使えず、車掌さんが奮闘している。

従ってややこしい注文を出す客がいると列車は遅れがちになる。ワンマンカーでも同じことが言える。ここでは行き違い5分の停車が3分に短縮された。

お月さまの存在に気づけてよかった。満月は明日のはずだが、ほぼ完璧に満ちている。あたりが暗いためきれいに写せた。

伊那路に月の記憶が加わりウレシい。

19:37 伊那北(いなきた)駅(飯田線 長野県)にて

19:52 伊那市(いなし)駅(飯田線 長野県)にて

21:44 ホテル青木409号

光に誘われて降りたのは伊那北駅。養老乃瀧か。なるほど。

駅前の光はひとつ。やれやれと線路脇に目を向ければ光は他にもある。その光は伊那市駅まで続いていた。予約しているホテルは伊那市駅近く。ひと駅を歩く。

入ったのは客の姿のない食堂。テレビじゃ千葉ロッテ×福岡ソフトバンク。ノーマスクの老いたご主人が顔を出す。

ビールにたくわん、湯豆腐、イカリング。そして燗酒。しめて2400円。安すぎる。値段が間違ってはいないかと尋ねたが、そう言えばサービス品が2品。お洒落なワインバーにも引かれたが、あの店でよかったのだろう。

後からくぐってきた客は3年振りとのこと。山登りかと尋ねられ、いえいえそうではありません。その質問はこのホテルでも受けている。伊那市駅前には山の名を示す案内板がある。

野球は9回表に今宮選手が益田投手から本塁打を放ち、千葉ロッテは4連敗。

40年近く前にこのあたりの山に登っている。高校受験で苛立っていた年だった。その年の夏に引退する元NWA世界王者「テキサスの荒馬」テリー・ファンクの本を買ってもらって読みふけったホテルは駒ヶ根だったと後に母から聞いた。

かつての7月。駅前には人がわんさかといた。車で立ち寄った時のことだ。25年前近く前のことになるだろう。その夜は木曽の道の駅に落ち着いて車中泊。よくそんなことをしていたものだ。

伊那北駅から伊那市駅まで商圏は確立されているが、街を歩く人の姿がない。発展を心から願う。味のある伊那の街。その街の灯を心に留めたのは4年前の春先に旅した時だった。

あれから4年も経っている。最愛のものはこの春に小学校に上がった。

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