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2020年盛夏【二人でどこへ行こう。決めたのは甲府でございました。帰りは高尾の名店街で過ごした日帰り旅をSNS風に綴ります。】-高尾、四方津、塩山、甲府、甲斐大和(中央本線)

公開日: : 最終更新日:2025/05/04 旅話, 旅話 2020年

鉄旅日記2020年8月9日・・・高尾駅、四方津駅、塩山駅、甲府駅、甲斐大和駅(中央本線)

長い梅雨でございました。明けますと今年も猛暑でございます。

新型コロナウイルスの猛威は相変わらずでございます。ウイルスは暑さに弱く、夏を生きれない。確かそう聞いておりました。

しかし、、、現在もマスクをしたままでございます。そうした事実に対する学者研究者の見解は聞かれず、そして外出自粛要請は続いております。

やはりでももうたくさん。また甲府にほうとうでも食べに行こうか。一決いたしました。この夏は青春18きっぷを2セット分使用することにいたしております。

最初に降りましたのは高尾駅でございます。駅前のコンビニで酒を購入するのが定番でございます。

数々の天狗伝説を持つ高尾。ホームには天狗様が鎮座いたしております。ツレは何度も高尾山に上っておりますが、小生は未だに未踏でございます。

次に降りましたのは四方津(しおつ)駅。通過待ちでの数分の停車でございます。小生の鉄旅流儀にツレを巻き込み、共に降りたツレは都心では見かけることのない古い駅舎を見て喜んでおりました。

四方津の「しお」は塩の当て字で、かつてここが岩塩の産地だったことからきており、町を流れる桂川に積み出すための船着き場が置かれたことを地名の由来といたします。

次にまとまった停車時間を持った駅は塩山(えんざん)駅でございます。

ここでいう塩はしょぼくれるという意味を持つらしく、市の中央部に位置する554メートルの塩の山の姿がしょぼくれて見えたことから命名されたとのこと。ツレはここで「桔梗信玄餅」を買い求めました。

塩の山の姿は勝沼ぶどう郷駅から甲府盆地へと下っていく車窓から見ることができます。しょぼくれては見えませんが、盆地の中にぽっこりと浮き出た姿は奇景とも言えます。

長い梅雨が明けたこの日は暑く、甲府盆地の暑さはこれまでに経験したことのないものでございました。ほうとうを食べて力はつけたのでございますが、めまいを起こすほどの暴力的な暑さでございました。

ともあれ甲府でまとまった時間を過ごしたのは初めてでございました。

尊敬する武田信玄公の銅像を写すのも初めてでございました。

帰りにもまた停車時間がございました。甲斐大和(かいやまと)駅。武田家終焉の地でございます。車で旅していた頃は、甲州街道に設けられた道の駅で思い出深い時を過ごしたこともございました。

熱気が去ることはありませんが、夕暮れ時の美しい時をわずかでも過ごせて、満足して列車に戻りました。ツレは車内で疲れを癒すように目を閉じておりました。

最後に再び高尾駅で降りて、昭和が香る名店街に吸い寄せられるように入り、人気のない2階のレストランで夕食を済ませ、名残惜しいこの一日を終えたのでございます。

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