「鉄旅日記」2022年弥生vol.2 初日(東京-焼津)その4 ‐アプトいちしろ、川根小山、千頭、金谷、焼津(大井川鐡道井川線/大井川鐡道本線/東海道本線)/焼津温泉やいづマリンパレス 【念願の大井川鐡道に乗る旅。帰りは身延線経由、武蔵野線全駅下車達成でございます。】
鉄旅日記2022年3月19日・・・アプトいちしろ駅、川根小山駅、千頭駅、金谷駅、焼津駅(大井川鐡道井川線/大井川鐡道本線/東海道本線)/焼津温泉やいづマリンパレス
13:41 アプトいちしろ駅(大井川鐡道井川線 静岡県)
下っていく列車から長島ダムを写す。壮観。




アプト式電気車両の切り離し5分の停車。

井川線の風物詩を知らずにいた。社員旅行の時は寝ていたのだろう。愚かにもほどがある。
再び降りて発電所に通じる黒い橋を写す。

しかしやはり先と同じように、黒は深山の景色に同化する。
14:00 川根小山(かわねこやま)駅(大井川鐡道井川線 静岡県)
蛇行する大井川に沿い、大井川鐡道もまた蛇身のようにくねる。

駅到着前に廃屋を見る。暮らすには険しい立地だったが、確かに生活の跡があった。大井川鐡道がまだ国鉄で、すべての駅に駅員がいた頃の遺構なのだろう。
列車行き違い数分の停車。周囲に人家はなく、この駅にはどのような手段で到達するのだろう。

駅名「かわねこやま」をもじった川猫山という猫入りのイラストがベンチに貼られている。

14:42 千頭(せんず)駅(大井川鐡道本線/大井川鐡道井川線 静岡県)
列車は下り続け、車窓から大井川を写す。

千頭が近づき、大井川とほぼ同じ目線へと下りてきた。

駅前通りを歩く。


駅周辺は「まん防」の協力を徹底していて酒類の販売を行っていない。
やはりそうだったか。新金谷駅に酒がないのも同じ理由。
迷惑この上ない。つまり明日も我慢か。たまにはいいとも言えるが、酒は大事な旅の友でもある。
恋人への土産にお茶の羊羮を購入して、展示停車の客車に上がり込む。

レトロを求めにきたわけじゃないが、触れると安心する。
上り列車もなかなかの混雑。もっとも座れはするが。
16:02 金谷(かなや)駅(東海道本線/大井川鐡道本線 静岡県)
大井川と茶畑と。大吊り橋が架かる塩郷駅、川根温泉笹間渡では降りる客がある。
荒涼としてグレーの河川敷。緑はない。間近まで冬だったからというわけでもない。流れが早く草は育たないのか。川の景色にもいろいろある。
様々な鉄道会社から払い下げられた客車を使用する大井川鐡道。客車つなぎの段差はお年寄りにはきつく、杖をついたご婦人がオレをめがけて尻餅をつく。静岡とのちょっとしたふれあいだった。
トンネルを抜け、列車は金谷駅に到着する。
朝歩いた宿場道へまた数歩。

東海道本線に乗り換える。


16:29 焼津(やいづ)駅(東海道本線 静岡県)にて



19:47 焼津温泉やいづマリンパレス502号
ヤマトタケル東征にちなむ町、焼津。古代に戦場となり、焼け野となった海辺の町。日本有数の港町。黒潮流れる町。2005年1月には佐野元春さんが「THE HOBO KING BAND」を率いて訪れている。
アーケード街を進み、青木神社、船玉浦神社に参り、港へ。




太平洋は防潮柵に遮られていた。

ろくに地図を見ないままにホテルを探し、かえって街の全容を知ることができた。


いい湯が湧き出ている。1階に降りるたびに浸かり、次で4度目になる。
ニュースで知ったが、甲子園のセンバツが今日開幕した。
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