*

「鉄旅日記」2022年如月 初日(東京-常陸大子)その4 ‐鹿島神宮その2、大洗、水戸(鹿島臨海鉄道)/塚原卜伝生誕地 【十二橋駅~潮来駅、鹿島神宮西の一之鳥居~鹿島神宮、棚倉を歩く旅。】

公開日: : 旅話, 旅話 2022年

鉄旅日記2022年2月5日・・・鹿島神宮駅、大洗駅、水戸駅(鹿島臨海鉄道)/塚原卜伝生誕地

12:26  鹿島神宮(かしまじんぐう)駅その2(鹿島線/鹿島臨海鉄道 茨城県)

参道のそば屋で一杯やりたかったがその時間はなく、駅へと坂を下る。途中に塚原卜伝生誕地があり、銅像が立つ。

3度にわたる廻国修行で「鹿島の剣」を世に広めた彼の思いは平和へと帰結したという。

彼が生きたのは戦国時代。足利13代将軍義輝公も門弟に数えられている。

将軍はその剣で刺客と呼ぶにはあまりにも大勢を相手に暴れ狂い、最後には果てる。先の紙芝居では剣聖の思いは将軍に伝わらなかったとあるが、オレはそうは思っていない。これも歴史の面白さ。

再度コンビニに寄りウイスキーハイボールとおにぎりを購入。日の当たる高速バス乗場でこうしている。潮来で使うつもりでいた1時間を鹿島にあてたことになるが、その1時間がなければ、鹿島神宮までは回れなかった。

乾燥した晴天。手が盛大にひび割れて血がにじんでいる。鹿島臨海鉄道がディーゼル音を響かせて入線してきた。この列車を逃すと2時間待たなきゃならないが、席はすぐに埋まった。

13:44  大洗(おおあらい)駅(鹿島臨海鉄道 茨城県)

鹿島スタジアムの姿を認めると眠りに落ちる。スタジアムの周囲には何もない。ふと思う。かつてW杯では世界をどのようにもてなしたのだろうと。

目覚めたのは北浦湖畔。やがて新鉾田。かつて乗った鹿島鉄道は今はなく、終点の鉾田駅跡がどのようになったのかは知らない。高架線路から町並を眺めて、駅はあのあたりにあったのだろうと思いを馳せる。

涸沼(ひぬま)駅には降りてみたいと思わせる広場と塔のような駅舎があった。

ここで列車乗り換え11分の停車。小さな売店は健在で、酒でも買って目が合ったレジのおばちゃんを喜ばせたかったが、車内はそれなりに埋まり、そんなムードじゃない。

次の常澄駅でも行き違い3分の停車。

14:10  水戸(みと)駅(常磐線/水戸線/水郡線/鹿島臨海鉄道 茨城県)

東水戸駅を出ると高架線路のはるか先に先鋭的な建物が遠望できる。あれは水戸の象徴、高さ100mの水戸芸術館タワー。

ローカル線路が見えてきたと思ったら常磐線で、線路は水戸線区に吸い込まれるように下っていく。なかなかに複雑な線区の真ん中を往くように臨海鉄道は進んだ。このような配置になった水戸駅の成り立ちに思いを馳せる。

着いたホームには列車の形をした「NewDays」があり、小さな男の子が父親のスマホの前でポーズをとっている。隣のホームには「駅そば」が健在だった。1月には姿がないことを嘆いたが、見落としていただけか。よかった。

30代の頃に一度あそこのそばを食べている。その味よりも、陰気な青年がそばを出すおばちゃんに「世の中バカばかりだ」と愚痴っていたことを思い出す。寄る時間があればと思いはしたが、14:15発常陸大宮行に乗る。

ホテルズドットコム(Hotels.com)予約キャンペーン https://jp.hotels.com/

スーパーマーケット成城石井  http://www.seijoishii.com/

関連記事

「鉄旅日記」2018年弥生 最終日(会津若松-東京)その1-会津若松、広田、野沢、徳沢、津川、五十島(磐越西線) 【青春18きっぷを握り、目指したのはまたしても会津。練馬から旅立つ最後の旅でございます。】

鉄旅日記2018年3月4日・・・会津若松駅、広田駅、野沢駅、徳沢駅、津川駅、五十島駅(磐越西線)

記事を読む

「鉄旅日記」2009年晩夏【近くまでぶらっと】金町、新松戸、西国分寺、立川、青梅、奥多摩、御岳、武蔵五日市、拝島、高麗川、川越、武蔵浦和、南浦和(常磐線、武蔵野線、青梅線、五日市線、八高線、川越線、埼京線)

鉄旅日記2009年9月5日・・・金町駅、新松戸駅、西国分寺駅、立川駅、青梅駅、奥多摩駅、御岳駅、武蔵

記事を読む

「鉄旅日記」2003年冬 最終日(博多-宇部)その2-門司港にて 【ご縁と別れがあり、34歳の誕生日を北九州で迎えた日の記憶でございます。】

鉄旅日記2003年2月16日 2003・2・16日の記憶 門司港行の鹿児島本線に乗る。 門司港レト

記事を読む

「鉄旅日記」2020年睦月 初日(東京-湯沢)その3‐小牛田、一ノ関、北上、柳原、江釣子(東北本線/北上線) 【秋田内陸縦貫鉄道に乗りにいきました。五能線の名所も歩いた旅初めでございます。】

鉄旅日記2020年1月11日・・・小牛田駅、一ノ関駅、北上駅、柳原駅、江釣子駅(東北本線/北上線)

記事を読む

「鉄旅日記」2022年皐月 初日(東京-磐梯熱海)その4 ‐関都、猪苗代湖畔、上戸、磐梯熱海(磐越西線)/志田浜~上戸浜/伊東園ホテル磐梯向滝【日光線全駅乗降を果たし、猪苗代湖畔に遊び、磐梯熱海の湯につかり、国定忠治を訪ねた旅でございます。】

鉄旅日記2022年5月7日・・・関都駅、猪苗代湖畔駅、上戸駅、磐梯熱海(磐越西線)/志田浜~上戸浜

記事を読む

2018年初秋 最終日(桑名-東京)その1-桑名、養老、大垣、揖斐、垂井、美江寺、本巣、樽見(養老鉄道/東海道本線/樽見鉄道) 【JR東海&16私鉄乗り鉄☆たびきっぷ」でめぐる東海旅】

鉄旅日記2018年9月16日・・・桑名駅、養老駅、大垣駅、揖斐駅、垂井駅、美江寺駅、本巣駅、樽見駅(

記事を読む

「鉄旅日記」2022年如月 最終日(常陸大子-東京)その3 ‐土浦、荒川沖、藤代、柏(常磐線) 【十二橋駅~潮来駅、鹿島神宮西の一之鳥居~鹿島神宮、棚倉を歩く旅。】

鉄旅日記2022年2月6日・・・土浦駅、荒川沖駅、藤代駅、柏駅(常磐線) 15:49  土浦

記事を読む

「鉄旅日記」2019年弥生Part.3 初日(東京-多治見)その4-古虎渓、釜戸、美乃坂本、多治見(中央本線) 【明知鉄道、名鉄築港線。その2線に乗るために、東海道を下っていったのでございます。】

鉄旅日記2019年3月23日・・・古虎渓駅、釜戸駅、美乃坂本駅、多治見駅(中央本線) 18:23

記事を読む

「鉄旅日記」2022年弥生vol.1 初日(東京-熱海)その2 ‐八景島、金沢八景、杉田、新杉田(金沢シーサイドライン/京浜急行本線) 【根岸線、湘南モノレール、横須賀線、大雄山線、鶴見線、南武線etc.駅旅人本領発揮の旅でございます。】

鉄旅日記2022年3月5日・・・八景島駅、金沢八景駅、杉田駅、新杉田駅(金沢シーサイドライン/京浜

記事を読む

「鉄旅日記」2021年春 最終日(米内沢-東京)その2 ‐小砂川、女鹿、象潟、秋田(羽越本線/秋田新幹線)/三崎峠 【大人の休日倶楽部パスで東北へ。新幹線、在来線特急乗り放題でございます。続くコロナ禍ではございますが、約半年の辛抱の時を過ぎて、天候にも苛まれながら秋田内陸縦貫鉄道に乗りに行きました。】

鉄旅日記2021年4月18日・・・小砂川駅、女鹿駅、象潟駅、秋田駅(羽越本線/秋田新幹線)/三崎峠

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

「鉄旅日記」2022年皐月 初日(東京-磐梯熱海)その4 ‐関都、猪苗代湖畔、上戸、磐梯熱海(磐越西線)/志田浜~上戸浜/伊東園ホテル磐梯向滝【日光線全駅乗降を果たし、猪苗代湖畔に遊び、磐梯熱海の湯につかり、国定忠治を訪ねた旅でございます。】

鉄旅日記2022年5月7日・・・関都駅、猪苗代湖畔駅、上戸駅、磐梯熱

「鉄旅日記」2022年皐月 初日(東京-磐梯熱海)その3 ‐黒磯、泉崎、白河、郡山(東北本線) 【日光線全駅乗降を果たし、猪苗代湖畔に遊び、磐梯熱海の湯につかり、国定忠治を訪ねた旅でございます。】

鉄旅日記2022年5月7日・・・黒磯駅、泉崎駅、白河駅、郡山駅(東北

「鉄旅日記」2022年皐月 初日(東京-磐梯熱海)その2 ‐文挟、鹿沼、鶴田、宇都宮(日光線) 【日光線全駅乗降を果たし、猪苗代湖畔に遊び、磐梯熱海の湯につかり、国定忠治を訪ねた旅でございます。】

鉄旅日記2022年5月7日・・・文挟駅、鹿沼駅、鶴田駅、宇都宮駅(日

「鉄旅日記」2022年皐月 初日(東京-磐梯熱海)その1 ‐金町、上野、宇都宮(常磐線/東北本線) 【日光線全駅乗降を果たし、猪苗代湖畔に遊び、磐梯熱海の湯につかり、国定忠治を訪ねた旅でございます。】

鉄旅日記2022年5月7日・・・金町駅、上野駅、宇都宮駅(常磐線/東

「鉄旅日記」2022年弥生vol.2 最終日(静岡-東京)その5 ‐東浦和、東川口、吉川、吉川美南、南流山(武蔵野線) 【念願の大井川鐡道に乗る旅。帰りは身延線経由、武蔵野線全駅下車達成でございます。】/江戸川堤菜の花絶景

2022年3月21日・・・東浦和駅、東川口駅、吉川駅、吉川美南駅、南

→もっと見る

    PAGE TOP ↑