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「鉄旅日記」2022年弥生vol.2 2日目(焼津-静岡)その2 ‐奥大井湖上、接岨峡温泉(大井川鐡道井川線) 【念願の大井川鐡道に乗る旅。帰りは身延線経由、武蔵野線全駅下車達成でございます。】

公開日: : 旅話, 旅話 2022年

2022年3月20日・・・奥大井湖上駅、接岨峡温泉駅(大井川鐡道井川線)

13:18 奥大井湖上(おくおおいこじょう)駅(大井川鐡道井川線 静岡県)にて

14:31  接岨峡温泉(せっそきょうおんせん)駅(大井川鐡道井川線 静岡県)

井川からの帰り道、再び関の沢橋梁から大井川を見下ろす。

そして大井川湖上駅が近づいてくる。

恋人たちのメッカは観光のメッカ。中腹のカフェまでの狭い空間と長いホームに人の姿が絶えない。カフェは満席。まぁこれだけ人がいればそれもそうだろう。それに次に来る列車がここに着くのは約2時間後。その列車にオレは接岨峡温泉駅から乗る。

カフェがある位置から駅を見下ろす。

オレが長くいる場所じゃないが、一度は降りるのに値する駅で、レインボーブリッジも一度は歩くに値する道。得がたくもある。それでもいつまでもいられるものじゃない。それに後続があり、道も狭く立ち止まれない。接岨峡温泉駅まで歩くという事情もある。

レインボーブリッジを渡りきると山路に入る。何度でも振り返りたくなる。上り詰めると駐車場を見渡し、右手にいけばあずまや。左手にいけば奥大井湖上駅を眺める絶景ポイントに出る。

すでに撮影の列ができていて加わった。これは素晴らしい。これまでに目にしてきた眺めの中でも確実に上位に入る。まさに奇跡のような駅。

あの駅は普段の利用者はいないのだろう。千頭から先の沿線に学校はおそらくない。平日の井川線の客数は惨憺たるものだろうが、多くの森林鉄道がなくなった中で貴重な鉄道遺産といえる。

奥大井湖上駅の開業は1990年。湖に沿って廃線跡が見てとれる。

県道に出ると不動トンネル。そして文久の頃からの岩瀧不動尊に一礼。目の前には滝。

眼下の線路を列車が通り過ぎていく。

やがて南アルプス接岨大吊橋が右手に現れる。大井川を真上から見下ろす絶好の機会。

左手に若宮神社があることに橋の途中で気づき、引き返す。願い、祈ることがある。「戦争を続けている者たちに今すぐやめろとお伝えくださいませ」。

大吊橋に戻り、渡りきると八橋小道ラブロマンスロードをひとり往く。なかなかに険しい。唱えて歩く。「懺悔懺悔。六根清浄」。

小道の出口には河内地蔵。これも古く、水運に従事していた無法者が不遜にも霊験をあらためると砕いたところ、その者は流されたとの言い伝えが残っている。

接岨峡大橋を渡り、駅へ。

駅前には森林露天風呂。予約を試みたが、とれなかった宿なのだろう。

予想していなかったが駅には待ち人が他にいる。

奥大井湖上駅から遠回りしながら徒歩約1時間。県道に出てからは下りの旅路だった。

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