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「鉄旅日記」2020年如月 2日目(大船渡-釜石)その4‐宮古、陸中山田、釜石(三陸鉄道リアス線) 【東日本大震災で被害を受けた大船渡に泊まりにまいりました。山田線完全乗車も目指しておりましたが・・。】

公開日: : 最終更新日:2025/05/05 旅話, 旅話 2020年

鉄旅日記2020年2月23日・・・宮古駅、陸中山田駅、釜石駅(三陸鉄道リアス線)

16:22 宮古(みやこ)駅(山田線/三陸鉄道リアス線 岩手県)
春一番が狂わせた旅程。
山田線完乗がならなかった以上、また今年の内に計画をたてなきゃな。

花原市(けばらいち)駅あたりで閉伊川にまた沿う。
あの道を茂市から宮古に向かった際に目にした風景。

この風景との再会も、いくつかあるこの旅の目的のひとつだった。

舞い戻った宮古の空は澄み渡り、荒天の今日一日を想う。
雨から雪、晴天、強風。
ほんの少しだけだけど、疲れたよ。

上りの陸中山田行はそれなりに賑わっている。
少し眠ろう。

17:29 陸中山田(りくちゅうやまだ)駅(三陸鉄道リアス線 岩手県)
強風による列車遅延の影響は多方面に出ていることだろう。
図らずも山田に舞い戻ってきた。

三陸に張りつくことになった今日。
この地域とはただならぬ縁があるのだろう。

釜石に戻ったら何を食べようか。
山田の夜明かりを見て思う。

早々に代行バスに乗り込んで発車を待っている。
急かされたが、いつ発車するのか知らぬまま、後ろのオジサンの笑い声や耳障りなあくびの音を聞いている。

三陸鉄道車掌さんの到着待ちで外に出る。
仮設の形態をとりながら営業を続けている居酒屋店主やスナック店主に最大級の敬意を。


山田にも宿泊施設はあるのだと知り、また次の旅の計画を立てる喜びが増えた。

18:45 釜石(かまいし)駅(釜石線/三陸鉄道リアス線 岩手県)にて

20:27 ホテルマルエ412号
強風は釜石にも吹きつけ、この旅で初めて寒いと感じた。
繁華街までの途中にある炉端焼き屋を覗いたが満席で、他の店をあたろうとしたが風の冷たさに負けてホテルへ。

このホテルにも東日本大震災における津波の到達地点が記されていた。

「北の鉄人」新日鉄釜石はラグビー界で栄光の存在だ。
松尾雄治選手率いる釜石と、大八木淳史選手、平尾誠二選手の同志社大学が闘った日本選手権には燃えた。

あれはもう35年も前のことになるのか。
勝利した新日鉄釜石は日本選手権7連覇を達成した。

当然、釜石がどんな街なのか当時は知るよしもなく、こうして旅をするようになって、30歳を目の前にして初めて釜石駅前の新日鉄釜石の存在感に目を見開いた時のことは忘れない。
そしてあの日と同じ気持ちで製鉄所の煙を眺めている。

初めて夜の釜石を見た。
旅を始めた当初から意識していた街だ。
ようやくその街に太い縁を得た。

駅を出て甲子川を渡った先に街がある。
そんな風情が好きだ。

この街に暮らす人々は、あの橋と、新日鉄から上がる煙に、それぞれのドラマを持っているのだろう。
そうであってほしいと思うよ。

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