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「鉄旅日記」2023年浅春 最終日(松本-東京)その1 ‐松本、明科、姨捨(篠ノ井線)【友を訪ねての信濃旅でございます。篠ノ井線全駅下車を果たした旅でもございました。】

公開日: : 旅話, 旅話 2023年

鉄旅日記2023年3月5日・・・松本駅、明科駅、姨捨駅(篠ノ井線)

2023・3・5 7:24 松本(まつもと)駅(篠ノ井線/大糸線/松本電鉄上高地線 長野県)

駅の表示じゃ-2度。そこまでの寒さは感じない。昨日の八王子の方がよほど寒かった。

昨日の話になる。

北松本駅で降りて、お城を愛で、開智学校に足を向け、またお城へと戻る。7日に満ちるお月さまがお城や街を照らしていた。

パルコが見える方に歩いていく。途中に旧開智学校跡地を示す石碑前を通る。

パルコは2年後に街を出ていくと聞いた。蔵を改造した友人夫婦のお店はその近く。パルコ撤退後に訪れるであろう売上への影響はいかばかりか。友人も不安を口にしている。

来訪は伝えていた。友人はあたたかかった。心から寛いだ。

共通の友人のその後。一緒に遊んでいた頃は互いにビールしか飲まなかったのが、今じゃ日本酒やワインを嗜むようになったこと。若い頃は変わっていくことが悪のように思っていたことなどなど。街明かりが美しかった。

まつもと~。

のんびりした到着アナウンスが聞こえてくる。

離れてしまった家族と来たこともある。お城では当時を思い起こした。この道を確かにあの日に通ったのだと。あるいは初めてオレはこの街を愛したのかもしれない。

バス乗場には松本山雅の開幕戦の告知。やはり北アルプスは雪を乗せていたか。

田沢に向かう道で車窓にくぎ付けになる。昨日も触れたが、奈良井川と梓川が合流する地点。

オレは牙を失ってなどいない。あの友人もそう。だけれど、たまにそんな現在に疲労を感じる。

あの頃は五十路を往く己など想像したこともない。

7:53 明科(あかしな)駅(篠ノ井線 長野県)

篠ノ井線がダイヤ通りに動いたためしがない。先行列車の遅れ、さらに行き違い列車の遅れで明科駅で停滞。

かつて立ち寄った駅で、再訪を楽しみにもしていたが、駅舎は建て替え中で、駅前ロータリーも立ち入りが制限されている。

あれは5月。北陸道に沿って走り、富山に泊まり、翌日に松本に戻ると借りた車を返して、昨夜の友人の店へと急いだ。店では共通の友人が4、5人待っていたはずだ。

昨日も話したよ。そんなこともあったと。そこにいた連中とは疎遠になり、松本を訪ねる者もない。オレだけが残ったことは彼にとってもオレにとっても意外なことだった。

車窓を彩ってきた北アルプスは、明科駅では頭だけを覗かせている。

8:22 姨捨(おばすて)駅(篠ノ井線 長野県)

ダイヤ乱れはこの駅での停車時間に影響を及ぼすことはなく、列車行き違いにより数分の停車。駅舎にはレトロな灯がついている。

やはりこの駅の景観は一味違う。さすがは三大車窓風景と謳われた絶景。

スイッチバック区間でもあり、列車は後ろ向きに動き出した。

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