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「鉄旅日記」2023年新春 2日目(泉佐野-彦根)その4 ‐住吉、天王寺駅前、天王寺、大阪阿部野橋、大和小泉、奈良(阪堺電軌阪堺線/阪堺電気上町線/関西本線)【南海各支線、水間鉄道、泉北高速鉄道、信楽高原鐡道、、、関西乗り鉄旅でございます。】

公開日: : 旅話, 旅話 2023年

鉄旅日記2023年1月8日・・・住吉駅、天王寺駅前駅、天王寺駅、大阪阿部野橋駅、大和小泉駅、奈良駅(阪堺電軌阪堺線/阪堺電気上町線/関西本線)

11:24 住吉(すみよし)駅(阪堺電軌阪堺線/阪堺電気上町線 大阪府)

南海電車をくぐると、東玉出から路面に出た。平行する道は混み、時に列車の進行を遅らせる。

乗り換えのために降りる。ここから天王寺駅前までが未乗車区間になる。

住吉電停は住吉神社の総本山住吉大社の目の前にある。住吉大社駅で触れたが、7年前まではここから住吉大社駅に隣接する住吉公園駅までのひと駅間を、これから乗車する上町線が伸びていた。その距離わずかに約200mとのこと。

発車してしばらくは専用軌道を往くが、また路面に出た。

大阪阿倍野の中心近くまで路面電車が走る大阪の奥深さにまた惚れる。

11:47 天王寺駅前(てんのうじえきまえ)駅(阪堺電気上町線 大阪府)にて

12:00 大阪阿部野橋(おおさかあべのばし)駅(近鉄南大阪線 大阪府)にて

12:00 天王寺(てんのうじ)駅(関西本線/大阪環状線/阪和線/大和路線/大阪メトロ谷町線/大阪メトロ御堂筋線 大阪府)

北畠を過ぎると専用軌道へ。さらにまた阿倍野の手前から路面へ。そして終着駅の天王寺駅前まで路面を走る。

そうだったのか。記憶とはいい加減なものだ。

あべのハルカスが聳える高架交差点で大阪阿部野橋駅を。通天閣を。天王寺駅を写す。駅を貫く谷町筋には、いつ果てるともしれないアーケード街が続く。そんな大都会を写す。

かつてもここにいた。2日をこの街で楽しんだ。そして当時にはなかった縁をつかんで今ここにいる。あのタワーには仕事でお世話になっているアパレル・ブランドの「マルシェ・メルチェリア ドレステリア」が入っている。

周辺風景や鉄道駅の在り方が上野に似ている天王寺、阿倍野地区。上野が大都会になったような街。どことなく田舎風情を感じるところもよく似ている。

上野が東北へ向かう始発駅なら、天王寺は南海道へ向かう始発駅。

天王寺を出ると広大な車両区を通過した。

12:40 大和小泉(やまとこいずみ)駅(関西本線/大和路線 奈良県)

奈良の駅に降りたくてここにいた。次の電車が来るまでここにいた。大和という旧国名がつく駅に降りた記録が欲しくてここにいた。

旧街道を思わせる出口と真新しい駅。住民の請願により誕生してから100年という。

「国の始まりは大和の国、島の始まりは淡路島、泥棒の始まりは石川五右衛門・・・」。車寅次郎の啖呵売が脳裏に蘇る。

たんに田舎なのだと自嘲するかもしれないが、この静けさと落ち着きこそが奈良なのだろう。

そう思えばすべてが腑に落ちる。

13:18 奈良(なら)駅(関西本線/奈良線/桜井線/大和路線 奈良県)

大和小泉からウイスキーハイボールを手にしていた。

奈良では30分強の時間をとっている。昼食をここで。かつて遊んだ三条通りには興味があった。

コロナ処置も緩和された古都には外国人観光客の姿が戻っている。旧駅舎は観光案内所として人々を集め、駅前温泉旅館は孤高を保ち、三条通りは観光通りへと一変していた。その変化を喜んだよ。奈良のために。

でも、もうあのおでん屋さんはないのだろう。女将さんがおひとりできりもりされている屋台だった。東京出身のオレに関西風薄味を気にされて、同じく東京じゃお馴染みのはんぺんがないことを詫びられた。結果的には痛飲だが、忘れがたい一夜を過ごした。

三条通りではないが、以前に寄った駅前並びの古い食堂も、もうないのだろう。安くて美味しいきざみうどんを食べて京都へ向かった20年前を思い出す。旧駅舎が現役の頃だよ。

対象が人ではないが、まさに邂逅だった。

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