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「鉄旅日記」2022年盛夏 4日目(高松-大津)その1 ‐高松、鬼無、坂出、岡山(予讃本線/本四備讃線)【讃州高松に時空の友を訪ねて。小海線、津山線、播但線、山陰本線の駅旅も印象深い旅でございます。】

公開日: : 旅話, 旅話 2022年

鉄旅日記2022年8月14日・・・高松駅、鬼無駅、坂出駅、岡山駅(予讃本線/本四備讃線)

2022・08・14 6:39 高松(たかまつ)駅(予讃本線/高徳本線 香川県)

友が言うには高松は古いものを捨ててきたという。その姿勢を彼は気に入らず、宇高連絡線当時の高松駅の再現を強く望んでいる。

昨日彼の運転する車でたどった松山。松山城を中心に、路面電車が行き交う街並は素晴らしく、その思いが彼を一層嘆かせた。

高松と松山は隣県ということで張り合うところがあるらしく、彼の母校の高松商業と松山商業の野球の試合では、応援側で喧嘩が必ず発生していたとのこと。もちろん昔のこと。

浅野翔吾選手を擁する高松商業は甲子園にいる。2回戦から登場して3日前に長野県代表の佐久長聖を破り、明日3回戦に現れる。相手は福岡県代表の九州国際大付属。

高松で一番の繁華街という丸亀ドームは表通りからは見えず、確かに中途半端な位置。

だけど屋島、五色台、讃岐富士。海辺に行けばそうした姿が望める土地柄は得がたい。定宿ともいうべきホテルは満室。やはりここが四国の玄関口。うどんとおでんの都。これも唯一無二。

そして朝の高松もまた素晴らしい。

友は人生で大切なことを教え、帰宅を急かす恋人からの電話に耐え切れず、彼女のもとへ去った。

情熱のあるヤツは必ずうまくいく。それを彼は力説していた。なるほど今のオレには仕事に対する情熱があるとは言えない。

7:00 鬼無(きなし)駅(予讃本線 香川県)

桃太郎伝説の残る高松。浦島太郎伝説も持ち、その伝説地に行けば彼の墓があり、前回の高松行で友に連れて行ってもらった。

ここの桃太郎伝説はこんなお話。

女木島に鬼の根拠地があり、壮絶な海戦の上、鬼軍を潰走させて宝を持ち帰ったところ、態勢を立て直した鬼が逆襲に押し寄せる。迎え撃った桃太郎軍は鬼を壊滅させて屍は塚へ。

鬼は瀬戸内を荒らしまわっていた海賊衆のことで、桃太郎は天皇家の皇子とのこと。これは伝説というより歴史の一部なのだろう。

それがこの地。高松駅からは2駅。徒歩10分のところに所縁の神社がある。友はこの伝説をご存知だろうか。念のため後でMessengerで伝える。

駅舎には中華料理店が入っている。

ホームに上がれば讃岐富士。駅の空は広い。

7:23 坂出(さかいで)駅(予讃本線/本四備讃線 香川県)

四国を離れる。讃岐富士が見送ってくれる。

これから瀬戸大橋を往く。女木島、男木島。橋の上からもきっと分かるだろう。

瀬戸大橋を何度も渡る男。渡らない者には決して分からないが、渡ったヤツにはきっと先がある。世界が広がったわけだから。

そして今日も海景にスマホを向ける。

73歳の友は現在に満足していない。その姿勢に素直に頭を垂れた。それに彼はとてもタフだし、丈夫そうな身体の持ち主でもある。

列車はすでに児島に着いている。

8:20 岡山(おかやま)駅(東海道・山陽・九州新幹線/山陽本線/赤穂線/津山線/吉備線/伯備線/宇野線/本四備讃線 岡山県)

児島から少し眠り、列車は岡山へ。

この街で遅くまで飲んだ在りし日。当時は三十路。まだ若かった。

でも老にはほど遠い男はこうして酒を携えて津山線に乗り込んでいる。乗り継ぎ時間は7分。

重いディーゼル音を響かせて津山行が発車する。

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