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「鉄旅日記」2023年浅春 最終日(松本-東京)その2 ‐稲荷山、姨捨、田沢、坂北、西条(篠ノ井線)【友を訪ねての信濃旅でございます。篠ノ井線全駅下車を果たした旅でもございました。】

公開日: : 旅話, 旅話 2023年

鉄旅日記2023年3月5日・・・稲荷山駅、姨捨駅、田沢駅、坂北駅、西条駅(篠ノ井線)

8:39 稲荷山(いなりやま)駅(篠ノ井線 長野県)

5分遅れでの到着。上りは3分後にやってくる。急く気持ちはあるが、上りホームに列車が迫る気配はない。

駅を写し、高速道路がふさぐ風景をしばし眺める。駅舎内にはストーブがたかれている。

やはり上りは遅れている。やれやれと駅舎のドアを開ければ3分後に列車到着とのアナウンス。

果てへと伸びていくかのような駅前通りに目を向ける。

8:53 姨捨(おばすて)駅(篠ノ井線 長野県)

下りに続き、上りでも列車行き違いの停車。

かわいらしい姉妹が踊り出すように列車から飛び出して風景にかぶりつく。春うららかな善光寺平。スイッチバックの線路とともに何枚も写す。

恋人からは、姨捨の地名の由来となった悲しい昔話を思い、胸が痛むとの返信。口減らしのために老いた老母を捨てにいく山。

戦争をはじめ、人とは罪深いもの。ロシアによるウクライナ侵攻からは1年が経過して、北朝鮮によるミサイル発射という挑発行為はやまない。彼等はそこから一体何が得られると思っているのか。

悲しい伝説の地が今じゃ景勝地になっている現状を悪くないと思っている。

9:32 田沢(たざわ)駅(篠ノ井線 長野県)

松本の隣駅だが、ここは安曇野市のようだ。白鳥の飛来地犀川ダム湖までタクシーで10分とある。

駅を出ると北アルプスが前面に見える。素晴らしい駅前風景に出会った。

再び下り列車に乗る。今日は篠ノ井線の降りたことのない駅に降りる日。まずは3駅戻る。

昨夜の酒と今朝の梅干しサワーが効いている。

10:12 坂北(さかきた)駅(篠ノ井線 長野県)

昨夜の友人からのショートメッセージを受け取ったのは青柳宿の観光案内板の前。駅前には歩き隊が集合している。

切通や青柳城址(戦国時代)など見所の多い一帯で、起伏に富んでいる。

青柳氏はこの地の豪族で、小笠原氏、武田氏、上杉氏などに従った後に真田家の家臣となり、最後の当主となった青柳清庵は真田幸村と共に大坂に入城して討死したと考察されている。

開駅記念碑を従えた坂北駅。その日は1927年11月3日。ここからも北アルプスがよく見える。

篠ノ井線には古い駅舎が多く残されている。

10:27 西条(にしじょう)駅(篠ノ井線 長野県)

そして松本方面へひと駅。

この駅で次の列車が来るまで40分ほど過ごすつもりでいたが、下り列車の遅れで3分ほど停車することになった。急いで駅を写し、列車に戻る。

浮いた時間は松本で。恋人に土産を選ばなきゃ。ブリの押し寿司弁当は売っているだろうか。

多くの神社や仏蹟が点在することから「曼荼羅の里」を謳う西条。東京で考えていた計画じゃ坂北駅からここまで歩くことになっていたが、とても果たせるものじゃなかった。

これで篠ノ井線のすべての駅に降りるか寄ったことになる。どの駅も嘱託の駅員さんがいて、待合室にはストーブがたかれていた。ダイヤ乱れ常習の篠ノ井線だが、親切と善意を讃える。

列車は明科に向けて長いトンネルをくぐっている。

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