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「鉄旅日記」2023年新春 2日目(泉佐野-彦根)その5 ‐関、柘植、貴生川(関西本線/草津線/信楽高原鐡道)【南海各支線、水間鉄道、泉北高速鉄道、阪堺電気軌道、、、、関西乗り鉄旅でございます。】

公開日: : 旅話, 旅話 2023年

鉄旅日記2023年1月8日・・・関駅、柘植駅、貴生川駅(関西本線/草津線)

15:21 関(せき)駅(関西本線 三重県)

亀山方面へ向かう関西本線はすべからく加茂行。その先は亀山まで非電化区間になる。

加茂での乗り継ぎ時間は6分。本数が少ないこともあるだろうが、それなりの乗客数。オレもそこに属するが、単独行動かつ初老の男性が多い。

次の笠置駅前の木津河原に設けられたキャンプ場は冬にもかかわらず大にぎわい。降りていく者も10名ほどはいた。鎌倉幕府の大軍に囲まれた後醍醐天皇が、山上の御座所でどのように過ごされていたのか。通るたびに思いを馳せる。

関は東海道五十三次47番目の宿場町。約30年前にこの駅に寄ったからこそ今の旅暮らしがあるのだと思っている。その場所との再会も今回の旅の重要な要素だった。

キース・リチャーズが歌う「Slipping Away」が流れる中、駅前に車を止め、宿場を連想させる駅舎をくぐり、ホームに出てみればススキの群生。

旅に出るとこんな場所に出くわすのか。今のオレにはありふれた光景だが、当時は東京以外ろくに知らない頃。離れがたかった。若山牧水が残した一文がそんな旅情に合う。

旧東海道に重要伝統的建造物群保存地区が残されている。その事実は知らなかった。

駅からは300メートルのところに見事な町並があった。居酒屋やカフェ、あるいは金融機関などが保存に協力しながら建造物に生命を与えている。

ススキの原は刈り取られてしまっていた。

嘆かないよ。そう、あれからもう30年。無常にも無情にも慣れている。

16:01 柘植(つげ)駅(関西本線/草津線 三重県)

関から2駅を戻る。従ってさっき通り過ぎている。草津線への乗り換えのために降りる。

駅前のカフェがビールを売っていることは5年前から知っている。今も営業されていて助かる。恋人と楽しむ酒も購入した。伊賀の酒か。楽しみだ。

芭蕉翁生誕地であり、伊賀は忍者の里。そんな案内に隠れるように周辺案内図には壬申の乱古戦場跡が記されている。

不破の関から琵琶湖畔にかけた一帯が主戦場だったが、吉野を出立した大海人皇子が大津京から逃れてきた長男の高市皇子と合流した地だという。

16:33 貴生川(きぶかわ)駅(草津線/信楽高原鐡道/近江鉄道近江本線 滋賀県)

信楽高原鐵道の旅が始まる。念願といっていい。ピカピカに磨かれたようなレトロな外観の1両の客車がすでに停車している。

乗り継ぎ時間は7分。駅舎は写さずにいくよ。

ゆっくりと動き出した客車。草津線から離れると大きく右に進路を変えて低い山並みに向かっていく。

米原から近江鉄道本線、信楽高原鐡道を経て、信楽~京田辺間に新線を引き、学研都市線から一方は大阪へ、もう一方は奈良へとつなぐ遠大な構想が存在することを5年前に目にしているが、凍結されているのだろう。

仮称のままだが、湖東・大阪線としてスタートしたその構想は、びわこ京阪奈線に改称されている。

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